タテヤマウツボグサ
Prunella prunelliformis
タテヤマウツボグサ
(白山 2019.8. 3)
高山の草原などに生える25〜50cmの多年草。茎は四角で根もとから多数そう生する。葉には短い柄があり、対生し広卵形または狭卵形で長さ3〜8cm、幅1.5〜4cm、ふちにはあらい鋸歯があい、表面の脈はへこむ。茎の先に2〜5cmの短い花穂をだし、濃い紫色か紅紫色の唇形の花を開く。花冠は長さ2.5〜3.2cm、上唇は直立してかぶと状、下唇は平らに開いて3裂し、中央裂片には歯牙がある。萼は5裂し先が鋭くとがる。苞は三角状扁心形で、ふちには長い毛がある。花糸にある突起は目立たない。和名は立山靫草で、立山に生えることからつけられた。しかし、基準標本は信濃および白山である。ウツボグサに比べ、葉柄が短く花冠が長く、花糸の突起も違い、走出枝もないので区別できる。
花期:7〜8月、生育地:高山
参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社