ソバナ Adenophora remotiflora



ソバナ
(高山市 2013.8. 3)
山地の草原や林のふちなどに生える1mほどの多年草。茎は上方で枝分かれすることもある。葉は互生し、卵形まやは楕円状卵形でふちにはあらい鋸歯がある。下部の葉には葉柄がある。夏のころ、まばらな円錐花序をつくって青紫色の鐘形のやさしい花をつける。茎の上部は斜めになることが多く、そこから花が垂れ下がる姿はなかなか風情がある。花冠は長さ2〜3cmで先は5裂し、裂片の先はとがる。萼片は緑色で披針形をしており、先は鋭くとがる。花柱は花冠より突きでず、柱頭は3浅裂する。
花期:8月、生育地:山地

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社