シャガ Iris japonica



シャガ
(春日村 2003. 5. 5)

山地の湿った林下、斜面などに大群生する常緑多年草。根茎は長い走出枝を出してふえる。葉は2列にならび、剣形で30〜60cm、やや肉質で光沢がある。葉の間から30〜70cmの花茎をだし、上部で枝分かれし、径5〜6cmで白紫色の美しい花が多数咲く。外花被片は倒卵形でふちにはいちじるしい細歯牙がある。3倍体で果実はできない。和名はヒオウギの漢名の射干からとったもの。
花期:4〜5月、生育地:山地

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社