オキナグサ Pulsatilla cernua



オキナグサ
(木曽町 2014.5. 3)

山地の日当たりのよいところに生える多年草。全体に長い白毛が密生する。根は多肉で太い。根生葉は長い葉柄のある2回羽状複葉で、小葉はさらに2〜3深裂する。茎葉は柄がなく、線状の裂片に分裂する。花茎は10cmほどになり、鐘形で長さ3cmほどの花を下向きに開く。花びら状の萼の外側は長い白毛でおおわれ、内側は暗赤紫色。和名は翁草で白毛のある果実に由来する。
花期:4〜5月、生育地:山地
参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社