ネジバナ Spiranthes sinensis var. amoena



ネジバナ
(高根村 2015. 7.27)

日当たりのよい野原の芝地、田のあぜ、堤、芝生などに生える多年草。群生することもある。高さは15~40cm。地中には白色で多肉の紡錘根がある。根生葉は長さ5~20cm、幅3~10mmの広線形で数枚つく。葉の間から10~30cmの花茎をだし、桃紅色で可憐な小花が多数咲く。花茎は淡緑色で上部がねじれ、毛がある。花は横に向き、鐘形で平開しない。苞は狭卵状披針形で長さ4~8mm。萼片と側花弁は卵状披針形。唇弁は白色の倒卵形で、萼片よりすこし長く、上部は広い。ふちに細歯牙があり、先はそり返る。基部の両側には光沢のあるいぼがある。和名は棙花で、ねじれた花序からつけられたもの。
花期:4~9月、生育地:野原

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社