ミヤマガマズミ Viburnum wrightii Miq



ミヤマガマズミ
(春日村 2003. 5.5)



ミヤマガマズミ
(飯羽間城址 2015. 5.29)

落葉低木。樹高は2〜4mになる。葉は単葉で対生する。葉身は倒卵状円形または広倒卵形で、長さ6〜14cm、幅4〜9cm。葉柄は1〜2.5cm。葉の表面は緑色で無毛、裏面は淡緑色で毛は葉脈上に少なく脈腋に多い。葉縁は鋭い鋸歯があり、葉先は尾状に長く急鋭尖頭となる。葉脚基部からやや不明瞭であるが3〜5本の掌状脈になる。葉の表面に星状毛のあるものをオオミヤマガマズミという。北海道・本州・四国・九州の山地帯に生える。

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社