クズ Pueraria lobata





クズ
(美濃加茂市 2013.9.13)

山野のいたるところに見られる大形のつる状草本で、茎の基部は木質となる。根は太く大きく、多量のでんぷんを含んでおり、葛粉がとれる。食用にするほか、薬用にも使われる。葉は3小葉からなり、花は紅紫色。豆果は線形で5〜10cmあり、褐色の開出毛におおわれている。和名は大和(奈良県)の国栖が葛粉の産地であったことに由来する。
花期:7〜9月、生育地:山野

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社