クルマバツクバネソウ Paris verticillata.



クルマバツクバネソウ
(山梨県 三つ峠山 2018.5.27)

深山の林内に生える多年草。高さ20〜40cmになる。葉は長楕円状倒披針形で長さ7〜12cm、幅1〜4cm、先端はとがり、6〜8枚が輪生する。茎の先から1本の花柄をだし、淡黄緑色の花を1個つける。外花被片は4個あり、長さ3〜4cmの広披針形。内花被片の4個は線形で黄色を帯びる。雄しべは8個あり、花糸は線形で、葯は5〜8mmある。花のあと、球形の液果が紫黒色に熟す。和名は葉が車輪状についていることによる。
花期:6〜7月 生育地:深山

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社