クマノミズキ Swida macrophylla



クマノミズキ
(谷汲村 2003.7.13)

落葉高木。樹高は10〜15m、胸高直径は20〜30cmになる。葉は単葉で対生し、枝の先端にやや集中する。葉身は卵形ないし長楕円形または卵状長楕円形で、長さ10〜17cm、幅は5〜10cm。葉柄は1〜3cm。葉の表面は緑色でやや光沢があり、毛はごくわずかに残る。裏面は緑色で、全面に毛がある。葉縁は全緑か低く小さい液状の鋸歯があり、葉先は急鋭尖頭となる。花は6〜7月。本州・四国・九州の丘陵帯から山地帯の林地に生育する。

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社