コオニユリ
Lilium leichtlinii var. tigrinum
コオニユリ
（高根村 ２００３．８． ３）
日当たりのよい湿り気のある山地に生える多年草。りん茎はやや球形で白色をしており、食べられる。茎は高さ１〜２ｍになり、緑色で紫色を帯びない。葉は線状披針形で長さ８〜１５ｃｍ、幅５〜１２ｍｍほどである。葉のわきにはオニユリのように珠芽はつかない。夏のころ、茎の先端に黄赤色の花をいくつかつける。花の数はオニユリより少なく、形もすこし小さい。花被片は６個あり、披針形で上部はそり返り、内側には紫黒色の小点がまばらにある。
花期：７〜９月、生育地：山地草原
参考文献：「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
「葉でわかる樹木」６２５種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社
