キランソウ Ajuga decumbens



キランソウ
(御嵩町 2018.5.1)



キランソウ
(御嵩町 2018.5.1)

人里のいたるところに見られる多年草。全体に縮れた毛が生える。茎は地面をはって広がり、直立しない。ロゼット葉は放射状につき倒披針形。先端はとがらず、ふちにあらい鋸歯がある。茎葉は対生し、上部の葉は小形である。春のころ、葉のわきに濃紫色の花をつける。花冠は長さ1cmくらいで、上唇は短く2裂、下唇は大きく3裂して中央の裂片は大きく先がへこんでいる。雄しべは4個あり、そのうち2個は長い。果実は4個の分果となり卵球形。ジゴクノカマノフタの別名がある。
花期:3〜5月 生育地:野原、道端

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社