カキドオシ
Glechoma hederacea subsp.grandis
カキドオシ
(白馬岳 2021.7.16)
つる性の多年草。茎ははじめ直立し高さ5〜25cmになるが、花が終わるころには倒れて地表をはうようになる。長くつる状になって、節からは根をだす。葉は対生し、長い柄のある腎形で、長さ1.5〜3.5cm、幅2〜5cmあり、先はまるく、基部は心形となる。ふちには鋭い鋸歯がある。花は淡紫色の唇形花で、柄があり葉のわきに1〜3個ずつつく。花冠は長さ1.5〜2.5cmほど、上唇の先は浅くへこみ、下唇はより長くて内側に淡紫色の斑点がある。萼は長さ7〜9mmあり、5裂して先はとがる。雄しべ4個のうち2個は長い。和名は垣通しの意味で、垣根を通り越してその向こうまでつるがのびていくところからの名である。カントリソウとも呼ばれるが、民間で子どもの癇をとる薬として使ったことによるものである。
花期:4〜5月、生育地:野原、道ばた
参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社