イブキトリカブト Aconitum japonicum var.ibukiense



イブキトリカブト
(伊吹山 2003.8.10)

茎は直立し、平滑な円柱形。枝分かれが少ない。草原では茎は直立して生えるが、低木などの脇では茎が斜めに立ち全体に大型になる。葉は互生で有柄、厚く革質で緑色光沢がある。長さ幅とも10cm程。紅葉のように3〜5深裂して、裂片には不整な鋸歯がある。根は倒卵形の塊状で地中に真直ぐにのび、両側にあるものは新根。兜状の花を散房花序または円錐花序につけ、上から順に咲く。
 花(萼片)は長さ3〜4cm。花は上部に密集するが、大株では葉の付けねにも咲く。 花柄に屈曲した毛が生える。花はハチによって受粉し袋果となる。
花期:8〜10月、生育地:山地

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社