ヒカリゴケ Schistostega pennata

 

ヒカリゴケ
(浅間山麓 2016.9.10)


ヒカリゴケ
(浅間山麓 2016.9.10)

ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属のコケで、1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物。配偶体(茎葉体)は1cm程度。葉は披針形で、朔柄は5mm程度で直立し、先端につく朔は球形。原糸体(胞子から発芽した後の糸状の状態)は、一般的な蘚類が持つ糸状細胞の他に、直径15μm程度の球状であるレンズ状細胞を多く持つ。洞窟や岩の隙間、倒木の影など涼しくうす暗い湿った環境に生育する。洞窟のような暗所においては金緑色(エメラルド色)に光る。ヒカリゴケは文化財保護法によって『学術上貴重で日本を代表する自然を記念するもの』として天然記念物に指定されている場所がある。

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