フジバカマ Eupatorium fortunei



フジバカマ
(各務原市 2013.9.13)





フジバカマ
(海津市 2001.9.30)

川岸の土手などに生える1〜2mの多年草。中国原産で、日本へは奈良時代に渡来したといわれている。地下茎は横に長くはう。茎の下部は無毛。葉は3深裂し、表面は濃い緑色で光沢があり、ややかたい。ふちには鋭い鋸歯がある。頭花は淡紅紫色で枝の先に多数集まる。秋の七草のひとつで、乾燥すると香気(クマリン)がある。唐の時代には香草として重用された。
花期:8〜9月、生育地:野原

参考文献:「山渓カラー名鑑 日本の野草」山と渓谷社
               「葉でわかる樹木」625種の検索 馬場多久男 信濃毎日新聞社