キマダラセセリ Potanthus flavus

ヒメジョオンの花に吸蜜するキマダラセセリ
(美濃加茂市 2015.6.20)

 

ヒメジョオンの花に吸蜜するキマダラセセリ
(美濃加茂市 2015.6.20)

 

ヒメジョオンの花に吸蜜するキマダラセセリ
(美濃加茂市 2015.6.20)


形 態 前翅長13〜17mm。地色は茶褐色、黄色の斑紋がある。♀は♂より翅型が横長で、地色がやや淡い。
出現期 寒冷地では年1回、7〜8月に見られる。ふつう年2回の発生、6〜7月と8〜9月に出現する。中齢幼虫で越冬する。
生 態 市街地でも見られ、おもに河原や草地、林縁などに棲む。飛び方は敏速。ヒメジョオンやヒヨドリバナなどで吸蜜、地上で吸水する。
食 草 イネ科のススキ、エノコログサ、タケ科のアズマネザサなど。
幼 虫 体長35mm。頭部は黒褐色、ハの字型の黄褐色斑がある。胴部は淡緑色、尾端に黒色斑をもつ。
撮影手記 自宅で飼育したオオムラサキを放蝶する目的で当地を訪れた際に撮影しました。表面は茶褐色に山吹色の帯、裏面は黄褐色に山吹色の模様を持つ蝶です。なかなか、俊敏に飛びまわる蝶で近づいて撮影することが難しい蝶です。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社