ツマムラサキマダラ Euploea mulciber |
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羽化したばかりのツマムラサキマダラ |
形 態 | 前翅長47〜49mm。♂は翅表が紫色に輝き、♀は後翅に灰白色の斑紋が散在する。 |
生 態 | 日本の土着種ではなく、台湾やフィリピンなどから季節風や台風に乗って南西諸島にやってきたものがときどき採集されるだけの、いわゆる“迷蝶”だったが、近年では、迷蝶として飛来したものが繁殖をくり返して分布を広げ、今では南西諸島や九州、本州でも見ることができる。 |
食 草 | クワ科のガジュマルなど。 |
幼 虫 | 体長35〜40mmくらい。黒色と白色の縞模様に4対の肉質突起を持つ。背面は白色帯がやや太い。体側は、9対の班を持つが、赤色のものと黄色のものがある。食草に少し指が触れるだけで、肉角を際立たせ、威嚇する。 |