ツマキチョウ Anthocharis scolymus

吸蜜するツマキチョウ♂
(羽島郡柳津町 2005.4.24)


形 態 前翅長20〜30mm。後翅裏面に緑色の唐草模様があり、前翅端が鋭くとがる。♂は前翅端が橙色、♀は白色。まれにクモマツマキチョウと雑交することがある。
出現期 年1回、早春にだけ姿を現す。3月下旬より羽化、4月に多い。山地では5〜6月。蛹で越冬する。
生 態 緩やかに飛び、タンポポ類などで吸蜜する。平地から山地まで広く見られ、林縁や渓流沿いに多い。
食 草 アブラナ科のヤマハタザオ、イワハタザオ、ヤマガラシ、アブラナなど。実を食べる。
幼 虫 体長25mm。緑色で体側に白色線をもつ。
撮影手記 「コムラサキの越冬幼虫」でもいないかと、自宅近くの境川の堤防を訪れました。コムラサキは見つからなかったものの、ツマキチョウが例年になく、たくさん飛んでいました。この日は風があり、撮影に苦労しましたが、なんとか、満足できる1枚が撮影できました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社