ルリシジミ Celastrina argiolus

 

ルリシジミ
(神岡町 2014.5.31)


形 態 前翅長12〜19mm。裏面は灰白色、小黒点が散布する。翅表は♂が明るい青紫色、♀は外縁の黒褐色帯が幅広い。低温期のもの(春型)は基半部が青紫色、高温期(夏型)は青白色になる。近似種とよく似ているので同定には注意が必要。地域的、時期的な違いを考慮すること。サツマシジミ、ヤクシマルリシジミと混同されやすく、本種は後翅裏面の黒点が逆ハの字型になる。
出現期 本州中部の暖地では、3月から11月にかけて、年3〜4回の発生。寒冷地では、年2〜3回になる。蛹で越冬する。
生 態 おもに雑木林の周辺、草地に棲む。都市周辺でも見られる。早春から林間をちらちらと飛び、フジ、ウツギなどで吸密する。♂は地上で吸水することも多い。♀は食樹のまわりをゆるやかに飛び、その花や蕾などに卵を産む。
食樹(草) 多くの種類が記録されている。時期や地域によって異なる。おもなものは、マメ科(クララ、ハギ類、クサフジ、クズ、フジ類、ニセアカシア)、タデ科(イタドリ、オオイタドリ)、バラ科(リンゴほか)、ミカン科(キハダ)、ブナ科、ヒルガオ科、ヤナギ科、ミズキ科、ウコギ科など。おもに花、蕾、実を食べる。
幼 虫 体長13mm。色彩は食樹(草)の花の色によって変化する。緑色のものや、紅色をおびるもの、乳白色まで変異がある。アリがまとわりついていることがある。
 撮影手記 目的の蝶の撮影を終え、辺りを散策しているときに見つけ、撮影しました。新鮮で綺麗な個体を撮影することができました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社