オオゴマシジミ Maculinea arionides

オオゴマシジミ
(岐阜県某所)

 

クガイソウを吸蜜するオオゴマシジミ
(岐阜県某所)
 

クガイソウを吸蜜するオオゴマシジミ
(岐阜県某所)

翅を開いたオオゴマシジミ
(岐阜県某所)

ヤブマオに止まるオオゴマシジミ
(岐阜県某所)


形 態 前翅長17〜25mm。裏面は青みをおびた灰白色、黒斑はゴマシジミより、大きく発達する。翅表に青紫色、外縁に黒褐色帯をもち、黒斑がある。♀は♂より外縁の黒帯が幅広く、後翅表が褐色をおびる。
出現期 年1回の発生。7月下旬より羽化、8月に多く、発生期はゴマシジミよりやや短い。終齢(4齢)幼虫で越冬する。
生 態 おもに山地の渓谷沿いに棲む。林縁、涸れ沢の草地などに見られ、ヒヨドリバナ、ニガクサで吸蜜する。棲息地からあまり離れない。♂は蝶道のようなものをつくり、斜面を往復飛翔する。飛び方はゴマシジミより素早い。♀は食草付近を緩やかに飛び、食草の花穂、蕾に1個ずつ卵を産む。
食 草 4齢初期までは、シソ科のカメバヒキオコシ、クロバナヒキオコシの花や蕾を食べる。同じ場所で両種が混生していることがあり、嗜好性の差はない。4mmぐらいに成長すると、食草の茎で静止する。ヤマアシナガアリによってその巣に運ばれる。このアリは朽木に巣をつくる。アリの幼虫を食べ、やがて越冬に入る。翌年5月ごろ越冬よりさめ、さかんにアリの幼虫・蛹を摂食する。体色は赤紫色から次第に白色をおび、老熟すると乳白色に変わる。アリの巣の出入口付近、あるいは巣から出て蛹になる。
幼 虫 体長15mm。ゴマシジミとよく似る。やや幅が広く、背の高いずんぐりとした形状。幼虫は蜜腺から蜜を分泌してアリに与える。
撮影手記 タカネキマダラセセリの撮影で当地を訪れた。クモマベニヒカゲは何頭か飛翔しており撮影をすることが出来たが、肝心なタカネキの撮影が出来ず下山した。下山の途中、オオゴマシジミが飛翔していたため撮影した。以前にも撮影したが、逆光であまり良い写真ではなかったが、この度は何枚か撮影することが出来、満足のいく撮影が出来たように思う。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社