ナガサキアゲハ Papilio memnon

ヒガンバナに吸蜜するナガサキアゲハ♀
(海津郡海津町 2001.9.24)

ヒガンバナに吸蜜するナガサキアゲハ♀
(海津郡海津町 2001.9.24)


形 態 前翅長60〜80mm。大型で尾状突起を持たない。裏面の基部に赤色斑がある。♂は地色が黒色、♀は前翅表の基部に赤色斑があり、後翅に白色斑と赤色斑をもつ。♀にはまれに尾状突起をもつ型がある(迷蝶)。
出現期 暖地では春から秋にかけて年3〜4回の発生。
生 態 市街地でも見られ、♂は林縁などに蝶道をつくる。ゆるやかに飛び、ミカン、ハイビスカスの花で吸蜜する。蛹で越冬する。
食 草 ミカン科のウンシュウミカン、ダイダイ、カラタチ、ヒラミレモンなど、主に栽培種のミカン類。
幼 虫 体長70mm。緑色で体側に幅広い白色帯がある。
撮影手記 コムラサキを撮影する目的で海津町を訪れた際、偶然にも東海地方では珍しい、ナガサキアゲハが飛んでおりヒガンバナに吸蜜に来ていました。モンキアゲハよりも、体が大きいように感じました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社