モンキチョウ Colias erate



アカツメクサに吸蜜するモンキチョウ♂
(飛騨市 2012.7.29)

タンポポに吸蜜するモンキチョウ♂
(揖斐郡春日村 2002.4.6)


形 態 前翅長22〜33mm。♂は黄色、♀は黄色と白色の2型がある。前翅表に黒斑、後翅表に橙赤色斑をもつ。外縁の黒帯に黄色斑(または白色斑)がある。
出現期 本州では3〜11月にかけて、年3〜5回の発生。南西諸島では2〜5月に多く、夏から秋にかけては数が減少し、ほとんど見られないことがある。越冬態はおもに2〜3齢の幼虫で、温暖地では休眠せずゆっくり成長する。蛹で冬を越すこともある。
生 態 牧草地、公園、河原の草地など開けた環境に見られ、亜高山帯にも棲む。地表低くを素早く飛び、アザミ類、タンポポ類で吸蜜する。
食 草 マメ科のアカツメクサ、シロツメクサ、ミヤコグサ、レンゲソウ。クサフジなど。
幼 虫 体長30mm。緑色で体側に黄色線がある。
撮影手記 【2012年7月29日】
撮影目的の種ではなかったが、多数のモンキチョウが飛翔しており、個体も新鮮なものであったので撮影した。熱い中、あちこち探索したが結局目的の蝶は現れず帰宅の途についた。
【2002年4月6日】
父のアマゴ釣りの下見に春日村を訪れました。この日、粕川沿いには、複数のモンキチョウが飛んでおり簡単に撮影できました。でも♀のモンキチョウの数が少なく撮影することができませんでした。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社