モンキアゲハ Papilio helenus

清水を吸水するモンキアゲハ
(揖斐郡久瀬村 2003.7.20)

アザミの花に吸蜜するモンキアゲハ
(山県市 2014.6. 6)


形 態 前翅長50〜75mm。地色は黒色、後翅に大きな黄白色斑がある。シロオビアゲハと混同されることもあり、本種は大型で黄白色斑が大きく、帯状にならない。♀は♂より大型、後翅の赤色斑が発達する。
出現期 本州では4〜10月にかけて、年2〜3回の発生。春に少なく、秋に個体数が増える。越冬態は蛹。
生 態 ♂は林縁、林道沿いに蝶道をつくり、湿地で吸水する。また、ミカン、クサギの花などで蜜を吸う。
食 草 ミカン科のカラスザンショウが主。
幼 虫 体長60mm。黄緑色で、背面の黒帯が分離する。
撮影手記 渓流沿い、林縁などで良く見かける蝶なのですが、なかなか、撮影することができませんでした。ようやく、粕川沿いの岩の清水に吸水するモンキアゲハを撮影することができました。何度か撮影するチャンスがあったのですが、この場所は意外に車の通りが多く、鮮明ではありませんが、この一枚が精一杯でした。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社