ミズイロオナガシジミ Antigius attilia

翅を休めるミズイロオナガシジミ
(吉城郡上宝村 2005.7. 9)


形 態 前翅長11〜18mm。裏面は灰白色、前・後翅にかけて黒帯があり、ときに幅が広くなる。後角は橙色。♀は♂より翅が丸みをおびる。
出現期 年1回の発生。6月上旬から羽化、同中〜下旬に多い。寒冷地では7〜8月にも見られる。卵(卵内初齢幼虫)で越冬する。
生 態 雑木林に見られ、市街地周辺にも棲む。日中は下草などにとまっていることが多く、樹液を吸ったり、地上で吸水する。♂は朝と夕方、活発に飛ぶ。
食 草 体長16mm。淡緑色で、背面中央が高く、長毛がある。
幼 虫 目当ての蝶を探索しながらガレ場を歩き、ちょっと休憩しようと腰を下ろしたすぐ目の前にミズイロオナガシジミが下草にとまっていました。あまり珍しくない種でしたが、一枚も写真がなかったので、撮影しました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社