ミヤマセセリ Erynnis montanus

シバザクラにとまるミヤマセセリ
(高山市 2014.5.18)

 

翅を温めるミヤマセセリ
(揖斐郡春日村押又谷 2006.5.22)


形 態 前翅長14〜22mm。地色は茶褐色、後翅に黄白色斑がある。前翅表には灰褐色のまだらもようをもつ。♀は♂よりやや大きく、前翅表の灰褐色帯が明瞭、後翅の黄白色斑が発達する。
出現期 ギフチョウのように、春だけ姿を現す。年1回の発生、平地では3月中〜下旬から羽化を始め、ふつう4月上〜中旬に多い。寒冷地、山地では6月まで見られる。終齢(7齢)幼虫で越冬する。
生 態 雑木林の林縁に見られ、地表や枯れ葉の上に翅を開いてとまる。日中活発に飛び回り、タチツボスミレ、タンポポで吸蜜する。地表で吸水することもある。翅を屋根型に開いて、夜をすごす。
食 草 ブナ科のコナラ、クヌギ、ミズナラなど。
幼 虫 体長25mm。ずんぐりとした体型。頭部は茶褐色、胴部は黄緑色。葉の一部を折り曲げて巣をつくり、越冬のときには、巣とともに地上に落ちる。越冬後は接食することなく、春になってから蛹化する。
撮影手記 ミドリシジミ類の幼虫の生態撮影をする目的で春日村を訪れた際に見つけ、撮影しました。いつもは、素早く飛翔するので、なかなか、良い写真が撮れないのですが、今回は運よく落ち着いて撮影することができました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社