ミヤマシロチョウ Aporia hippia

タチフウロに吸蜜に来たミヤマシロチョウ
(長野県)

 

メギに産卵するミヤマシロチョウ
(長野県)


タチフウロに吸蜜するミヤマシロチョウ
(長野県)


タチフウロに吸蜜するミヤマシロチョウ
(長野県)


タチフウロに吸蜜するミヤマシロチョウ
(長野県)


タチフウロに吸蜜するミヤマシロチョウ
(長野県)

形 態 前翅長30〜40mm。モンシロチョウ(夏型)より大きく、翅脈が黒い。後翅裏面の基部に、黄色斑がある。♀は♂よりやや大型で、翅が半透明。
 分 布 本州(中部山岳の亜高山帯)。浅間連峰、八ヶ岳・蓼科山周辺、梓山、南アルプスなどに分布する。北アルプス梓川上流(上高地)にもいたが、ほぼ絶滅状態。
出現期 年1回、6月下旬より羽化を始め、7月が最盛期。8月まで見られる。越冬は3齢幼虫。
生 態 渓流沿いをゆるやかに飛ぶ。♂は河原に大きな吸水集団をつくる。クサフジ、ヒヨドリバナなどで吸蜜し、♀は食樹の葉裏に100個ほどの卵塊をつくる。幼虫は巣の中で集団生活をする。
食 草 メギ科のヒロハノヘビノボラズ、メギ。
幼 虫 毛虫のようで、ふだんは巣の中にいる。終齢(5齢)は体長35mm。前・後部に橙色帯がある。
撮影手記 会社の後輩と長野方面の山へ登山に出かけ、撮影しました。岐阜県には棲息していない蝶ですが、清楚で可憐な蝶の姿を撮影することが出来たため掲載いたしました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社

 ネイチャフォト私と自然』の田村直樹様からご提供頂いた写真がとても素晴らしく、
掲載の許可を頂きましたので以下にご紹介させて頂きます。