ミヤマチャバネセセリ Pelopidas jansonis

吸蜜するミヤマチャバネセセリ
(岐阜県某所 2015.4.29)

 

吸蜜するミヤマチャバネセセリ
(岐阜県某所 2015.4.29)

形 態 前翅長16〜22mm。裏面の地色は黄褐色、後翅の中室に白色斑をもつので、他種と区別される。翅表は茶褐色、前・後翅に白色斑がある。♀は♂よりやや大きく、翅表の白色斑が発達する。
出現期 ふつう年2回の発生。4〜6月と7〜9月に見られる。温暖地では9〜10月に3回目が羽化することがある。蛹で越冬する。
生 態 やや山地性で、草原や湿原の周辺、河原、林縁などに棲む。素早く飛び、レンゲソウやアザミ類で吸密する。湿地で吸水したり、獣糞にも来る。
食 草 イネ科のススキが主。チガヤ、ヨシも食べる。
幼 虫 体長35mm。頭部は黒色、灰白色の斑紋がある。胴部は白緑色。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社