ミスジチョウ Neptis philyra

登山道で翅を休めるミスジチョウ
(高山市 2014.7.21)



登山道で翅を休めるミスジチョウ
(高山市 2014.7.21)

形 態 前翅長30〜38mm。コミスジより大型、前翅の中室にある斜白線が分離せず、つながる。♀は♂より大きく、ときにオオミスジよりも大型になることがある。
出現期 年1回の発生。暖地では、5月下旬〜6月に羽化する。山地、寒冷地では8月にもいる。4齢幼虫で越冬する。
生 態 おもに山地の樹林に棲み、人家の庭で発生することがある。訪花性はあまりなく、地上で吸水したり、獣糞で吸汁する。
食 草 カエデ科のイタヤカエデ、ヤマモミジなど。植栽されたカエデ類も食べる。
幼 虫 体長35mm。コミスジより、頭部にある角状の突起がとがる。胴部に4対の長い突起をもち、尾端に短い突起がある。胸部を丸めて静止する。
撮影手記 目的の蝶の撮影を終え、下山途中の登山道に飛来したところを撮影しました。擦れた個体で、かつ、あまり鮮明な写真ではありませんが、2〜3枚撮影させてくれたので、掲載することにしました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社