ミカドアゲハ Graphium doson

菜の花に止まるミカドアゲハ
(沖縄県石垣島万勢山林道産 2006.4.23)



形 態 前翅長40〜50mm。黒色の地色に、黄白色(南西諸島産では青白色)の斑紋がある。後翅裏面に黄色斑をもつ型と、赤色斑をもつ型がある。♂には後翅の内縁に黄白色の毛がある。
出現期 九州以北では4〜5月に春型が見られ、一部が夏型として羽化する。沖縄島でも夏型は少ない。八重山諸島では2〜10月にかけて発生する。蛹で越冬する。
生 態 神社や公園、山地の渓流沿いに見られる。素早く飛び、ミカン、トベラで吸蜜したり、吸水する。
食 草 モクレン科のオガタマノキ、タイサンボク。
幼 虫 体長45mm。緑色で、後胸部に1対の目玉模様がある。
撮影手記 自宅にて飼育しました。生態写真ではありませんが、とても美しい蝶です。沖縄旅行に出掛けたら是非、生態撮影をしたい種の1つです。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社