メスグロヒョウモン Damora sagana



メスグロヒョウモン(♀)
(山県市 2013.9.23)





メスグロヒョウモン(♀)
(岐阜市 2013.10.12)

形 態 前翅長30〜40mm。♂と♀ではまったく斑紋が異なる。♀の翅表表はイチモンジチョウ類の斑紋に似る。地色は黒褐色、前後翅に白色斑がある。初心者はよく、オオイチモンジとまちがえる。♂は他の大型ヒョウモン類に似る。翅表の黒斑は小さく、前翅表に4本の発香鱗条をもつ。後翅裏面の白色条は、直線状になる。
出現期 年1回の発生。暖地では6月の初めから現われ、夏期には山地・寒冷地を除いて姿を消すが、樹林内やその周辺で見ることがある。秋に再び姿を見せる。羽化後すぐに交尾する場合と、秋にも交尾を行う場合がある。♀は晩秋まで見られ、産卵行動をとる。1齢幼虫で越冬する。
生 態 雑木林の周辺に棲み、活発に飛び回る。クリ、ウツギ、オカトラノオなどで吸蜜。地上で吸水する。
食 草 スミレ科のタチツボスミレ、ツボスミレなど。
幼 虫 体長45mm。地色は黒色、前胸部の突起が長い。胴部には棘をもつ。
 撮影手記 【2013年9月23日:山県市】
山県市内で蝶を撮影されている方からメスグロヒョウモンが観察できる場所を教えて頂き、今年6月から撮影チャンスを狙っていた蝶の撮影に22・23日にかけて、その場所へ出かけた。なんとか、雌蝶の撮影ができたものの、残念ながら雄蝶は撮影はできなかった。来年こそ、新鮮な雄蝶・雌蝶の撮影が叶うよう、また挑戦しようと思う。

【2013年10月12日:岐阜市】
今日は嫁さんと一緒にドックランで愛犬2頭を遊ばせるために市内の公園に出かけた。現地に到着した早々に大型のタテハチョウらしい蝶がフワフワと飛翔している。愛犬や風景の写真を撮影しようと持参したカメラを構え近くに止まるのを待ち、止まったところにそっと近づくとオオイチモンジの♀に似たメスグロヒョウモンの♀。個体は傷付いていたが、先日より至近距離で数枚の写真を撮影することができた。

参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社