エルタテハ Nymphalis vaualbum

岩の清水を吸水するエルタテハ
(吉城郡上宝村 2006.7.30)

エルタテハの翅裏のLの字
(吉城郡上宝村 2006.7.30)

岩の清水を吸水するエルタテハ
(吉城郡上宝村 2005.7.24)


形 態 前翅長30〜36mm。翅表の前翅端と後翅の前縁に白色斑があり、後翅の裏面にL字紋がある。
出現期 年1回の発生。7月中〜下旬から羽化を始め、9〜10月まで活動する。成虫で越冬する。
生 態 樹林、渓流沿いに棲む。ヒヨドリバナ、アザミ類で吸蜜、ダケカンバの樹液を吸ったり、地上で吸水する。敏速に飛び地上や岩に翅を開いてとまる。
食 草 ニレ科のハルニレ、カバノキ科のシラカンバ、ダケカンバ
幼 虫 体長45mm。頭部に短い1対の突起がある。地色は黒褐色、背面は黄色。たくさんの棘をもつ。
撮影手記 左俣林道を歩いている途中で見つけ撮影しました。以前、掲載していたエルタテハの生態写真は、イマイチの写真だったので、今回、撮影できた写真と入れ替えしました。若干、後翅に亀裂が入っているのが、気になりますが、比較的鮮明な画像となったので、以前の写真に代えて掲載しました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社