クロアゲハ Papilio protenor |
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岩の清水を吸水するクロアゲハ |
形 態 | 前翅長45〜70mm。ふつうは尾状突起をもつが、沖縄諸島より南では尾が短くなり、ほとんど無尾のものも見られる。♂は後翅表の前縁に黄白色の斑紋(性標)がある。♀にはこれがなく、後翅表の赤色斑が発達する。特に八重山諸島産では、外縁にそって赤色斑がならんだり、さらにその内側にも赤色斑が現れることがある。 |
出現期 | 本州の暖地では、4〜9月にかけて、年3〜4回、寒冷地では年2回ぐらいの発生。越冬態は蛹。八重山諸島ではほぼ周年見られる。 |
生 態 | 都市近郊から山地の原生林まで広く見られ、アゲハチョウよりは、いくぶん山地性である。♂は林縁に蝶道をつくり、湿地で吸水する。ツツジ類、オニユリ、クサギなどで吸蜜する。 |
食 草 | ミカン類のウンシュウミカン、ユズなどの栽培ミカン類、カラタチ、カラスザンショウ、テリハザンショウ(南西諸島)など。 |
幼 虫 | 体長55mm。緑色で胴部に2本の褐色斜帯がある。臭角は紅色。 |
撮影者 | MIHOさん |
手 記 | 日頃からお世話になっているMIHOさんから投稿頂いた写真をご好意により、掲載させて頂きました。躍動感があり、とても美しく撮影されたクロアゲハ。MIHOさんに感謝致します。 |