コジャノメ Mycalesis francisca

コジャノメ
(山県市 2014.5.25)

 

コジャノメ
(山県市 2015.5.6)

形 態 前翅長20〜30mm。黒褐色の地色、裏面の亜外縁に白色帯がある。ヒメジャノメより地色が黒く、裏面の白色帯が紫色をおびる。♂の前翅表の後縁に、黒褐色の毛束(性標)と、後翅表の前縁にも灰白色の毛(性標)をもつ。
出現期 本州の暖地では5〜9月にかけて、年2〜3回の発生。終齢(5齢)幼虫で越冬する。
生 態 低山地の雑木林に棲み、ヒメジャノメと混棲することもある。より暗い環境にいる。飛び方はゆるやか、すぐに地上や樹幹などにとまる。訪花性は弱く、クヌギの樹液、腐果、動物の死体・排泄物などで吸汁する。
食 草 イネ科のアシボソ、チジミザサ、オオアブラススキなど。
幼 虫 体長35mm。地色は黒褐色、ヒメジャノメより頭部が大きい。
撮影手記 クモガタヒョウモンの撮影に山県市を訪れ、林道の脇から飛び出てきた所を撮影しました。肝心なクモガタヒョウモンを撮影することはできませんでしたが、撮影種を増やすことができました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社