キベリタテハ Nymphalis antiopa



吸水するキベリタテハ
(高山市 2013.9.22)

ササの葉で翅を休めるキベリタテハ
(大野郡朝日村 2001.8.25)

 
ガードレールで翅を温めるキベリタテハ
(大野郡朝日村 2001.8.25)


形 態 前翅長32〜43mm。外縁は黄白色にふちどられ、翅表の地色は濃いぶどう色。亜外縁に青色斑列がある。♀は♂より大型、斑紋にはあまり差がない。
出現期 年1回の発生。7月下旬から羽化、8〜9月に多い。成虫で越冬し翌年7月ごろまで生き残る。
生 態 樹林の周辺に棲む。あまりはばたかず、林間をゆっくり滑空する。ミズナラ、ダケガンバの樹液を吸い、地上で吸水する。
食 草 カバノキ科のダケカンバ、シラカンバ、ヤナギ科のドロノキ、オオバヤナギなど。
幼 虫 体長55mm。黒色で背中に赤色斑が並ぶ。
撮影手記 継子岳沿いの林道(R435:朝日高根線)で撮影したものです。濁川温泉やキャンプ場を訪れる車が多く、車が通過するたびに飛び立ってしまい、撮影するのに苦労しました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社