キバネセセリ Bibasis aqulina

キバネセセリ
(高山市 2015.7.14)



形 態 前翅長21〜26mm。地色は黄褐色、♀は前翅表に黄色斑がある。♂は黄色斑がうすい。
出現期 年1回、7〜8月に羽化する。越冬態は若〜中齢幼虫。
生 態 本州以南では山地性。落葉広葉樹林に棲む。林道沿い、林縁を素早く飛び、♂は湿地で吸水集団をつくる。樹液を吸ったり、獣糞にも集まる。ヒヨドリバナなどで吸蜜する。日中、樹上の葉裏にとまっていることがある。
食 草 ウコギ科のハリギリ(センノキ)。
幼 虫 体長40mm。頭部は赤褐色。胴部は茶褐色、白色の縦縞をもつ。葉の一部を巻いて巣をつくる。
撮 影 夢見ぬ蝶愛好家の部屋』石綿さん提供。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社