ホソオチョウ Sericinus montela

ヤブマオで翅を休めるホソオチョウ(♂)
(揖斐郡揖斐川町房島 2001.8.14)



形 態 前翅長26〜32mm。長い突起を持ち、♂は地色が淡色で、♀は黒褐色部が広い。
出現期 5〜9月、年2〜3回の発生。蛹で越冬する。1970年ごろに人為的に韓国から持ち込まれ、定着している。
生 態 緩やかに飛び、葉表に翅を開いてとまる。
食 草 ウマノスズクサ科のウマノスズクサ
幼 虫 体長35mm。地色は黒褐色、長い突起をもつ。
撮影手記 父から外来種のホソオチョウが揖斐川で発生している記事が新聞に載っていることを教えてもらい、発生地を確認し現地を訪れた。現地に着くと早々に数頭のホソオチョウが弱々しく飛んでいるところを見つけヤブマオに止まった所を撮影した。この場所にはホソオチョウの他に食草を同じくするジャコウアゲハも飛んでおり、合わせて撮影をした。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社