ヒメウラナミジャノメ Ypthima argus

 

お茶の葉で翅を休めるヒメウラナミジャノメ
(恵那市 2015.5.29)
 

ヒメジョンの花で吸蜜するヒメウラナミジャノメ
(山県市 2015.5.2)

日光浴をするヒメウラナミジャノメ
(岐阜市茜部 2002.9.7)


形 態 前翅長18〜24mm。小型で、裏面にさざ波もようがある。前翅の表面に1個、後翅に2個、前翅の裏面に1個、後翅に5〜6個の眼状紋をもつ。一般にウラナミジャノメより後翅裏面の眼状紋の数が多いが、変異がある。♀は♂より翅型が丸みをおび、地色が淡い。
出現期 暖地ではふつう年3回、4〜9月に発生する。10月に4回目が羽化することもある。寒冷地では年1〜2回。中〜終齢(5齢)幼虫で越冬する。
生 態 草地や林縁に棲み、草の上をゆるやかに飛ぶ。ヒメジョオンなどで吸蜜、地上で吸水する。
食 草 イネ科のススキ、チジミザサなど。
幼 虫 体長25mm。褐色で、頭部が角状にとがる。
撮影手記 【2015.5.2、2015.5.29】
クモガタヒョウモンの撮影に山県市と恵那市に出かけた際に撮影した個体です。ウラナミジャノメがいないものかと探しましたが、無理でした。やはり、ウラナミジャノメは簡単には撮影できなさそうです。

【2002.9.7】

ナミアゲハの撮影をするために、自宅近くの堤防に出掛けた。河川敷には畑があり畑には草花を育てておられる農家の方があり、その花にナミアゲハが来ていた。さっそく、アゲハを撮影し他に被写体はいないものかと、近くを眺めると草つきにヒメウラジャノメがとまっていたので、撮影した
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社