ヒメシロチョウ Leptidea amurensis

ヨモギの葉に止まるヒメシロチョウ
(岐阜県某所)

ササの葉に止まるヒメシロチョウ
(岐阜県某所)

ツルフジバカマの花に吸蜜するヒメシロチョウ
(岐阜県某所)

ツルフジバカマに産卵するヒメシロチョウ
(岐阜県某所)

ヒメシロチョウの卵
(岐阜県某所)


形 態 前翅長17〜28mm。春型の♂の翅表には前翅端にうすい斑紋があり、♀では不明瞭。夏型には♂に大きな黒斑、♀にはややうすい斑紋がある。
出現期 4月上旬から羽化を始め、9〜10月まで年2〜3回の発生。蛹で越冬する。
生 態 明るい草原や湿地に棲み、ゆるやかに飛ぶ。湿地で吸水したり、ヒメジョオン、アザミ類で吸蜜する。
食 草 マメ科のツルフジバカマ。
幼 虫 体長25mm。黄緑色で、体側に黄色線がある。
撮影手記 ヒメシロチョウの撮影のリベンジに当地を訪れた。今回は、食草のツルフジバカマが自生している場所を探すことで可能性を期待した。朝、8時にはツルフジバカマがある場所を見つけ待つこと30分、弱々しく飛翔する白い個体をみつけヒメシロ?っと思いながらササに止まる蝶に近づいた。初めて見るその蝶はモンシロチョウよりも一回り小さく、その白さは気品を感じさせるものであった。それから11時30分頃まで産卵シーンや卵の撮影、飛翔シーンの撮影を行い、昼食をとり成果に満足しながら帰宅の途についた。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社