ヒメジャノメ Mycalesis gotama

 

ヒメジャノメ
(明智町 2016.7.30)

ヒメジャノメ
(岐阜市 2015.9.13)


形 態 前翅長18〜31mm。表面は茶褐色、裏面は黄褐色で眼状紋がある。♂は後翅表の前縁に、褐色の毛束(性斑)をもつ。
出現期 本州の暖地では5〜10月に年3〜4回の発生。寒冷地では年2回発生する。越冬は4齢幼虫。
生 態 明るい草地、耕作地の周辺に棲む。山地では少なく、市街地にも見られる。飛び方はゆるやか、イチジク、カキなどの腐果、樹液に集まる。花にはあまり訪れない。
食 草 イネ科ススキ、チガヤ、ジュズダマなど。タケ科、カナツリグサ科も食べる。
幼生期 卵はやや縦長の球型、高さ0.9mm。終齢(5齢)幼虫は体長35mm、地色は黄緑色や黄褐色。蛹は垂蛹、色彩は幼虫同様に変異がある。体長15mm。
撮影手記 【2015年9月13日】
昼間自宅の庭にきていた成虫を見逃したものが、夜になって外灯に?まっていたところを見つけ撮影しました。自宅にはカキもあるため、昼間の明るい時に再度、撮影しなおそうと思いますが、未撮影種でしたので、掲載しました。

【2016年7月30日】
クロヒカゲモドキの撮影で明智町を訪れた際に撮影しました。肝心のクロヒカゲモドキは残念ながら出会うことができませんでした。

参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社