ゴマダラチョウ Hestina japonica |
|
食樹のエノキで羽化したゴマダラチョウ |
形 態 | 前翅長35〜50mm。オオムラサキより小さく、黒褐色と白色の斑模様。春型は白色部が広い。♀は♂より黒褐色部が淡く、翅型が幅広い。 |
出現期 | 暖地では年2〜3回の発生。5月〜9月に見られる。寒冷地では年1回、7〜8月に羽化する。北海道でもまれに、9月に2化目が羽化する年がある。3〜4齢幼虫で越冬する。 |
生 態 | 低地の雑木林に棲み、市街地にも見られる。クヌギなどの樹液、腐果で吸汁したり、地上で吸水する。 |
食 草 | ニレ科のエノキ、エゾエノキ(寒冷地) |
幼 虫 | 体長40mm。緑色で、頭部に1対、胴部に3対の突起をもつ。 |
撮影手記 | 昨年の冬、エノキの根元で見つけたゴマダラチョウの越冬幼虫を飼育し、無事に羽化させることができました。オオムラサキより、1回り小さいのですが、黒褐色の地に白い斑模様が涼しげで私の好きな蝶の1つです。 |