ギンイチモンジセセリ Leptalina unicolor

翅を休めるギンイチモンジセセリ
(岐阜県某所)


形 態 前翅長13〜21mm。胴体が細長い。翅は小さく、先がとがる。後翅の裏面は黄褐色、第1回目の春型は銀白条が目立つ。2回目以降は黄色みが強く、銀白条が不明瞭。前翅の裏面と翅表は黒褐色。♀は♂より大きく、翅表の地色が淡い。
出現期 寒冷地では年1回、5〜7月に見られる。本州以南の暖地では、春型が4〜5月、夏型は7〜8月と8〜9月に現れ、年2〜3回の発生。5齢(亜終齢)幼虫で越冬する。
生 態 草原、草地、河原などに棲む。草の上をゆるやかに飛び、タンポポ類やレンゲソウなどで吸蜜する。
食 草 イネ科のススキ、チガヤ、オオアブラススキ。
幼 虫 体長30mm。胴体は細長く、淡緑色。
撮影手記 フタスジチョウの撮影のため、梅雨の合間の貴重な晴れ間に当地を訪れ、朝食を食べるために車を止めた草地に飛んでいるのを見つけ撮影した。この他にウスバシロチョウ、モンシロチョウやモンキチョウなどが飛んでいた。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社