ダイミョウセセリ Daimio tethys



ウツギの葉で翅を広げ体を暖めるダイミョウセセリ
(恵那市 2015.5.29)

 

翅を広げ体を暖めるダイミョウセセリ
(美濃加茂市山之上 2002.5.25)

形 態 前翅長15〜21mm。黒褐色の地色、白色斑をもつ。近畿地方東部付近を境界にして東側では後翅の白帯が不明瞭になる「関東型」と、逆に西側では白帯が明瞭な「関西型」がある。境界付近では中間的な形態をもち、移行帯とされるが、個体変異もある。
出現期 寒冷地では年2回、5〜8月に見られる。本州中部の暖地では、年3回、4〜10月にかけて発生する。終齢(5齢)幼虫で越冬する。
生 態 雑木林の林縁に多く、市街地にも棲む。林縁を敏速に飛び、驚くと葉裏に翅を開いてとまる。イボタノキ、スイカズラなどで吸蜜、地上で吸水する。獣糞にも集まる。卵は葉表に1個ずつ産まれ、♀は腹部の毛を卵殻にこすりつけて、卵をカムフラージュする。
食 草 ヤマノイモ科のヤマノイモ、オニドコロ、ナガイモなど。
幼 虫 体長25mm。頭部は大きく、黒色。上部の両端がとがる得異な形。胴部は緑色をおびた灰白色、ずんぐりとした体型をしている。巣をつくる。
撮影手記 【2015.5.29】
クモガタヒョウモンの撮影目的で恵那市を訪れた際に撮影しました。この他にアサマイチモンジも複数飛翔しており、両種とも落ち着いて撮影することができ、鮮明な写真を撮ることができた。

【2002.5.25】

ゴマダラチョウを生まれ故郷の山に放し先日、ヒオドシチョウの幼虫が群れていたエノキを観察しました。見事に1本のエノキが食べ尽くされていましたが、不思議なことに幼虫、蛹、蛹の抜け殻が見当たりませんでした。いったい、どうなっているのだろうと考えつつ車に戻る途中、ダイミョウセセリが足元の草つきにとまってくれました。(2002年)
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社