ベニモンアゲハ Pachliopta aristolochiae |
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ベニモンアゲハ |
形 態 | 前翅長45〜50mm。地色は黒褐色、後翅の中央に白色斑、亜外縁と後角に赤色斑がある。腹部にも赤色斑をもつ。尾状突起はジャコウアゲハよりずっと短い。♂は後翅の内縁に、褐色の毛がある。 |
出現期 | 宮古諸島、八重山諸島では、ほぼ周年発生している。 |
生 態 | 山地には少なく、おもに海岸沿いの樹林周辺に見られる。翅を細かくはばたき、ゆるやかに飛ぶ。アザミ類、センダングサ類、ランタナなどで吸蜜する。 |
食 草 | ウマノスズクサ科のリュウキュウウマノスズクサ、コウシュンウマノスズクサ。 |
幼 虫 | 体長40mm。地色は黒色、細い白色横帯がある。尾部付近に白斑がない。 |
撮影手記 | 大阪の知り合いの方から頂き飼育した。幼虫が到着したのが平日だったので、父に図鑑でウマノスズクサの特徴を説明し、採取協力をしてもらったお陰で、無事に飼育することができた。何度も足を運んでくれた父に感謝したい。幼虫はジャコウアゲハにそっくりだが、成虫の紅色斑はとても鮮やかで、アゲハチョウ科の中で一番派手で魅力的な蝶ではないかと思う。 |