アオスジアゲハ Graphium sarpedon

吸蜜に来たアオスジアゲハ
(岐阜市茜部 2005.4.24)


形 態 前翅長32〜45mm。黒色の地色に、青色斑列がある。春型は小型で、夏型より青色斑が大きい。♂は後翅表の内縁が折り返し、その中に茶灰色の毛がある。
出現期 本州では5〜9月にかけて、年2〜3回の発生。八重山諸島ではほぼ周年見られる。蛹で越冬する。
生 態 都会の公園から山地の照葉樹林まで棲息域が広い。目にも止まらぬ速さで飛び、♂は吸水によく集まる。また、ヤブガラシ、トベラの花などで吸蜜する。
食 草 クスノキ科のタブノキ、クスノキ、ヤブニッケイなど。植栽のクスノキを食べていることが多い。
幼 虫 体長45mm。緑色で、後胸部に黄色帯がある。
撮影手記 黒い翅にブーメランのような青い線の入った元気の良い蝶です。この青い線の部分には燐粉がないそうです。夏場は上空を滑空していて、なかなか、撮影させてくれないのですが、この日は、ツマキチョウを撮影しているところに、何度も吸蜜にきていたので撮影できました。
参考文献: 検索入門 チョウ@ 渡辺康之 著 HOIKUSHA 保育社