ウスバサイシン Asarum sieboldii

ウスバサイシンの葉
(岐阜県某所 2007.5.20)

山地ややや湿った林下に生える多年草。和名は薄葉細辛。根を漢方で細辛と呼び、鎮痛、鎮咳、去痰に用いた。茎は地をはって、先端から2枚の葉を対生状にだす。葉柄は暗紫色。葉は卵心形で薄く、長さ5〜8cmある。葉の基部は深い心形で、表面にはつやがない。花は径1〜1.5cmで、葉柄の基部に1個つく。萼は広い鐘形。先端は3裂し、三角状広卵形で、ふちだけ外側にそり返る。